女性起業家とVCが直接対話!東京都が主催する「第1回 女性起業家×VC等相談デー」開催!

商談会・展示会

女性がスタートアップの世界に飛び込む機会は年々増加しています。しかしながら、資金調達の方法や投資家との接点の不足など、多くの起業家が初期段階でつまずく傾向にあります。こうした課題を解消するため、東京都が主催する「スタートアップ・エコシステムにおける女性活躍推進事業」では、2025年7月25日(金)に「第1回 女性起業家×VC等相談デー」を開催します。

本記事では、イベントの詳細情報、応募資格、参加予定のベンチャーキャピタル(VC)の概要、さらには東京都が展開している他の支援策についても解説します。中小企業診断士や経営支援者の方々にとっても、女性起業家支援のヒントが詰まった内容です。


① イベント概要:第1回 女性起業家×VC等相談デーとは?

「第1回 女性起業家×VC等相談デー」は、資金調達や事業の成長に関心のある女性起業家が、ベンチャーキャピタル(VC)や事業会社等の投資家と1対1で直接相談できるイベントです。

 開催日時と場所

  • 日時:2025年7月25日(金)
    • ① 14:30〜16:00【起業前・資金調達未実施】
    • ② 16:30〜18:00【シード期】
    • ③ 18:30〜20:00【アーリー期以降】
  • 場所:Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内3-8-3)

各時間帯に合わせて、事業フェーズに合ったVC等がマッチングされる仕組みです。

 イベントの流れ

  1. オープニングセッション(15分)
     事業概要と登壇者の紹介。
  2. 1on1セッション(45分)
     事前マッチングされたVCや投資家と、事業内容について直接相談。
  3. ネットワーキングブレイク(30分)
     名刺交換や情報交換の自由な交流の時間。

加えて、希望者には事前相談(7月10日〜16日)およびアフターフォロー(7月30日〜8月6日)も用意され、事業戦略のブラッシュアップをサポートします。

参加費は無料。各フェーズ10名の先着順受付となっており、応募枠はすぐに埋まる可能性があります。


② 応募資格:どんな人が参加できるのか?

本イベントは、以下の条件を満たす女性起業家または起業予定者が対象です。

 応募対象となる女性起業家

  • 都内で起業している、または起業を予定している女性
  • 以下のいずれかの条件を満たす方:
    1. 官民問わずスタートアップ支援プログラムへの採択経験あり
    2. アワードやコンテスト等の受賞歴あり
    3. 下記いずれかの資金調達講座の受講経験者
      • 「2024年度東京都女性起業家への資金・事業計画等サポート事業」アーカイブ受講者
      • 「2025年6月26日開催資金調達講座」受講者(アーカイブ含む)

※第二創業者(新サービス立ち上げ後10年未満)も対象となります。
※個人事業主、合同会社、NPO法人、社団法人など、法人形態は問いません。
※性自認が女性である方も含まれます。


③ 参加するベンチャーキャピタル(VC)の数と一部紹介

今回の相談デーには、30社のVCや投資家・起業家が参加予定で、参加者の事業フェーズに応じてマッチングが行われます。

 主な参加VCの一部をご紹介

【起業前・資金調達未実施】枠(14:30〜)

  • 株式会社クラフター(代表 小島舞子 氏)
     フェムテックやIT系スタートアップを支援。
  • Red Capital 株式会社(代表 井上智子 氏)
     ヘルスケア・ライフサイエンスに注力。

【シード期】枠(16:30〜)

  • フェムトパートナーズ株式会社(坂本隆宣 氏)
     女性向けサービスに豊富な実績。
  • Spiral Capital 株式会社(直井聡友 氏)
     IT・ディープテック分野に強み。

【アーリー期以降】枠(18:30〜)

  • SBIインベストメント株式会社(加藤由紀子 氏)
     国内外のスタートアップへの積極的投資で知られる大手。
  • East Ventures(大柴貴紀 氏)
     アジアを代表するベンチャーキャピタルの一つ。

VCの顔ぶれは、IT、ヘルスケア、フェムテック、ライフスタイル、ディープテックなど多岐にわたり、自社事業の成長ステージや業種に適した投資家と相談できるのが大きな魅力です。


④ なぜ今、「女性起業家」の支援が重要なのか?

近年、起業家全体に占める女性の割合は増えているものの、依然としてスタートアップ業界における女性経営者の比率は低いままです。

 主な課題

  • 資金調達の経験がない
  • 投資家とのネットワークがない
  • 事業計画を評価してもらう機会が限られている

本イベントは、こうした課題に対し、リアルな場での実践的なアドバイスとマッチング機会を提供する初の試みです。


⑤ 東京都が展開するその他の女性起業家支援とは?

東京都はこのイベントにとどまらず、「スタートアップ・エコシステムにおける女性活躍推進事業」の一環として、さまざまな支援メニューを展開しています。

 東京都の主な支援策

◆ 資金調達講座(全5回構成)

  • 資金調達に必要な知識を座学とワークショップで習得。
  • 投資家視点でのビジネス設計やピッチ力向上に効果的。

◆ VC等相談デー(年4回開催)

  • 今回は第1回。フェーズ別/目的別で年4回開催される計画。

◆ 女性起業家ピッチイベント

  • VC等の前でビジネスプランをプレゼンし、資金調達機会を創出。

◆ メンタリングサポート

  • 現役女性経営者や投資家からの1on1メンタリングが受けられる。

◆ eラーニング支援

  • 自宅にいながら資金調達、財務、マーケティングなどを学べるオンライン教材。

これらを通じて、女性起業家が着実にビジネスを成長させられる環境が整備されています

👉公式サイト:https://women-startup-vc.metro.tokyo.lg.jp/


まとめ:資金調達に悩む女性起業家にとっての大きな一歩

スタートアップにおいて資金調達は避けて通れないテーマです。しかし、VCとの接点やプレゼン機会が不足している女性起業家にとって、東京都が主催する「VC等相談デー」は貴重な出会いの場となります。

しかも、ただの相談ではなく、事前準備からアフターフォローまで一貫して支援してもらえる体制が整っているため、事業のブラッシュアップにもつながります。

起業家本人だけでなく、支援者や中小企業診断士の皆さまも、この取り組みを周囲の起業家に紹介し、女性起業家の成長支援ネットワークの一翼を担うことが期待されています。


  応募締切は2025年7月3日(木)17:00まで!

定員に達し次第受付終了となるため、お早めにお申し込みください。

👉応募フォームはこちら:https://globaleysurvey.ey.com/jfe/form/SV_3RdVJF4wTcWB8YC

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